株初心者が株式投資を実行するまでにやるべきこと
①証券口座とネット銀行の口座を開設する。
- 複数の口座を開設した方がIPO株の申込で有利になることやシステム障害で取引できない場合の備えにもなるので複数開設する。(証券会社別に、取扱商品、取引手数料の違いなども確認しておく)
②初心者向けの株式投資の本を何冊か読む。
- 株とは何か、経済のしくみ、株の値動きの原理、原則、基本を学んでおく。
- 特にオススメは以下の4つの本とバフェット関連の本
- めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門 改訂版第3版
株取引の基礎が分かる。改訂版第3版がデータなどが更新されてるのでオススメ。
- 会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件
リスクの低い、様々なイベント投資系の手法について書かれているので株式投資初心者は一度読んでおくことをお勧めします。(IPO株についても書いてあります。)
- 割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド
初心者が陥りがちな思考や心理について。ネット掲示板や、SNSでの情報収集への警鐘。その他、市場の仕組み、短期トレードと長期投資との違いなどが分かりやすく書かれている。一度読んでおくことを推奨。
- 初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略
③銘柄の選定、調査、分析をする。調べた数値を紙やエクセルに書き出してまとめてみる。
- 株探などを利用して興味のある企業の発行済株式数、売上高、営業利益、営業利益率、経常利益、当期利益、キャッシュフロー、純資産、自己資本比率、PER、PBR、ROA、ROE、過去の業績などを調べて書きだしておく。業界内の類似企業とも数字を比較してみる。
- 興味のある企業のホームページに行って株主・投資家情報→IRライブラリーから有価証券報告書、決算短信、決算説明資料、事業報告書などを一通り読んでみる。(現在の業績の詳しい内容や今後の見通しなどが書かれているので業界や企業のことが分かる)
- 新規に上場承認を受けたipo企業の業績も抽選申込みをする時に分析してみる。初値と初値後の値動きも確認しておく。
初心者向け投資の基本が分かるYouTube動画=やまじゅん【株式投資の教養教室】
④なぜ今買うのかを理由を書き出した後、実際に株を少額買ってみる。(少額からスタートして値動きの感覚を養う)
- 分析した企業を今のタイミングで買う理由と今買った場合のリスクとなる点。銘柄の良い点、悪い点、どんな場合に売るのかや損切ラインも書き出しておく。
- 一度に多くの株を買うのではなく少しづつ買うタイミングをずらしながら株を買っていく。興味ある企業の単価が高くて買えない場合などもミニ株、単元未満株を利用して購入する。
- 単元未満株取引を利用する場合は、SBI証券のS株がおすすめ(ワンコインであの有名企業の株が取引手数料無料で購入できる?! SBI証券の「S株」)
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いろんなテーマ
- 温暖化対策、脱炭素
- エネルギー関連(原子力、核融合、太陽光、風力、洋上風力、水力、バイオマス、水素、アンモニア、塩分濃度差発電)
- 省電力
- 省人化
- 資源、レアアース
- 国の防衛対策(国防)
- 次世代電池
- 人工光合成、光触媒
- 次世代半導体
- 脱中国
- AI(人工知能)(機械学習)(深層学習)
- 量子コンピューター
- IoT関連(さまざまな「モノ」をインターネットと繋ぐ技術)
- 自動運転
- 遺伝子治療、テーラーメイド医療
- 再生医療、ips細胞(人工多能性幹細胞)
- ゲノム編集技術
- 食糧不足
- 培養肉、細胞農業
- スマート農業(農業ICT)、植物工場、微生物
- 少子化対策
- 地震、噴火、災害対策
- 国土強靭化(インフラ整備)(水道管、電線)
- 水不足、海水淡水化
- 人手不足
- 外国人労働者受け入れ、移民
- スタートアップ
- サイバーセキュリティ
- DX(デジタルトランスフォーメーション)
- 暗号資産・NFT、ブロークチェーン
- グローバルニッチトップ
株を買うときに考えること
- 国策、国の方針、今後国が力を入れていきそうな分野。時代の流れに乗っている。長期トレンド。
(国策の場合、不景気でも売上、利益の下支えが期待される) - 災害に強いか?不況に強いか?
- 未来の世界で必要とされるもの、必要なサービスを提供している。(将来性がある業界、社会的な需要があり今後需要が拡大していく)
- 今後業績悪化のリスク要因が少ない事。本業が好調、短期的な見通しもそれほど悪くない分野。為替の影響や、純資産の中身(現金比率や保有している有価証券、土地等)
- 高利益率。国内シェア、世界シェアが高い。業界NO,1、
- マネできない競争上の優位性、差別化できてる。参入障壁が高い。独占、寡占。代替が見つからない(中国やその他の外国の企業と比較した場合の優位性、容易にマネできず、価格競争に巻き込まれないだけの製品、サービス、ノウハウ、ブランド力などの優位性をもっている。)
- いつの時代も必要とされる価値を生み出しているか?多くの需要があるか?不景気でも売れるか?陳腐化しないか?
- 研究開発に積極的か=新しい技術、次世代に使用される技術、製品サービス開発に積極的に投資をしているか。
- 経営者を含め社内に優秀な人材が集まっているか。情熱がはあるか。
長期投資でも最低限やったほうが良い事
- 株を買う前の銘柄(企業)の事業内容(商品、サービス)の把握、分析。
- 四半期ごとの決算の確認。(ビジネスの優位性をゆるがすような事が起きていないかを確認。)
長期保有目的の投資でも一旦手放した方が良い場合。(落ち着いてから買い戻す)
長期投資では基本的に外部環境が短期的に悪化しても手放さないことが普通ですが、実体経済に明らかにマイナスな影響がある重大な事象の場合は一度手放し、買い直した方が良いと個人的には思っています。(相場が高値圏にある場合は特に)。
株価への反映が遅れてやってくるケースも多いので、素早く行動すれば最小の損失で済む可能性が高いです。売上、利益への悪影響、災害の前兆、予兆をいち早く察知し行動することも大事です。
- 長期的展望が崩れた場合。買う時に書き出した買う理由が無くなっている場合。
- 実体経済、買った企業の売上や利益に明らかなマイナスな重大事象がありそうな場合。
(南海トラフ地震の前兆など)
自分の性格、資金力に合った投資のスタイル、投資手法の確立
様々なトレードスタイルがあり自分はどのスタイル向いているのか少額で検証してみる。(自身の性格、資金力、投資にかけられる時間、許容できるリスク範囲等)
- バリュー投資(割安性)、グロース投資(成長性)、モメンタム投資(勢い、トレンド)、システムトレード、インデックス投資、IPO投資。
- ファンダメンタルズ、テクニカル。
- 順張り、ピラミッティング、逆張り、ロング&ショート戦略。
- 長期投資、スイングトレード、デイトレード、スキャルピング。
- 株主優待、高配当重視
- その他、イベント投資各種(ある出来事に対して値動きの法則を見出し、優位性の高い方に投資する手法)。
取引上での注意点と日本株投資におけるリスク。
- 余裕資金で投資すること。買付余力を残すこと。
- 誤発注。(注文は必ず確認するようにすること)
- 信用取引での過大な買い建て。ナンピン。信用取引での空売り、踏み上げや、規制など。
- 禁止されてる取引を行うこと。ログインID、パスワードの管理、セキュリティ対策。
- 日本株投資におけるリスク=東海地震、東南海・南海地震等の巨大地震、津波、噴火など、近い将来必ず災害がおこる事が確定している事=(災害時に業績があがる株を買っておく、必ず余裕資金で投資をして余力を残しておくなどのリスクヘッジが必要。)富士山が噴火した場合=火山灰の影響を受ける。インフラに重大な悪影響。
その他
- 買いを焦らない事。タイミングを分散して買う事、割安で買うこと。企業をしっかり分析しておけば同じ銘柄を何度も取引して利益を得やすくなる。
- 相場全体の長期的見通しは今後良さそうか?悪くなっていきそうか?
- 企業が保有している有価証券、保有している土地、出資しているベンチャー企業等なども確認しておく。
- 業績が良くても今の時期だけなのかどうか、不況になった時でも問題ないかどうか気にしておくこと。
- 株式投資では儲けやすい時期と儲けにくい時期がある。(景気は循環する。誰でも儲かる時期と、そうではない難しい時期もある。)株価のトレンドはどっちか?
- 底値はどこか?どこまで下げる余地がありそうか?
- 銘柄の分散、セクターの分散、買いのタイミングの分散でリスクを減らす。分散しすぎると大きな利益は得られにくくなるので分散しすぎない事も大事。
- 初心者はナンピン(平均単価を下げることを目的に、買った銘柄が下げたタイミングで買い増していくこと)には注意すること。
- 何か勘違い、間違いをしていた場合はすぐに正すこと。(損切すること)=できれば間違えないように買う前にしっかり銘柄を分析、選定すること。
一番初心者に向いている投資法はなにか?
一番初心者に向いている投資法はなにか?
- 資金力が十分にある場合=アンダーバリュー株へ長期保有を前提とした余裕資金での現物投資。(基本、最初に分析し、後は放置で良いので時間を取られず、目先の株価も気にしないのでストレスが少ないため)(全額一度に投資するのではなく大きく下落したタイミングで買い増しできる余力を必ず残すこと)
購入タイミングは?①or②
- ①今すぐ購入する。
(もしくは金融ショック等で一時的に暴落したタイミングで優良企業に長期保有を前提として段階的に投資していく) - ②日本株のリスク消失後に購入。
(いつおこるか分からない災害(1年後、10年後、30年後なのか)を気にしていると、いつまでも投資できず利益を逃したり、インフレにより目減りで実質損失を被ることになりかねませんが、災害、暴落が気になり絶対損したくない人は、南海トラフ地震、津波、噴火など大きな災害が発生した後に暴落し投げ売りされたタイミングで優良企業に分散して長期保有を前提として投資する。
株式購入前に個人的に特に注目している要素。
- 災害時に影響が低い。不景気に強い。
- 継続して必要とされる製品、サービスを提供。リカーリングビジネス。ストック型ビジネス。
- 容易にマネできない独自性がある。差別化できる。中国にマネできない。外国企業と比較した時の競争力。
- 高すぎないPER、PBR。売上の伸び、過去の業績と比較したとき大局的には右肩上がりか
- 寡占状態、シェアが高い。売上成長率、高利益率、高ROA、ROE、低コスト、売上げの海外比率が高い。
- 将来において需要の増加が予想できる分野。(業績向上、利益拡大)
- 必需品。多く人の役に立つような製品、サービス。(食、水、医療、医薬品、エネルギー、サイバーセキュリティ、災害対策、環境改善対策)
- 研究開発をしていてで今後数年以内に大きなIR材料が出る可能性が高い。博士号取得者のような頭のいい人材が集まっている。大学や国の機関と共同開発をしている。
- 新しいことに挑戦的。新サービス、新技術、新材料。次世代、既存の置き換え、用途の拡大。
個人的に特に注目しているテーマ
- 脱炭素関連、省エネルギー、その他エネルギー関連、(太陽光、水素、アンモニア、核融合、洋上風力、バイオマス、モーター、磁石、超電導、触媒)
- 資源、素材関連(天然ガス、レアアース、銅、アルミニウム、チタン、金、白金、ニッケル、ヨウ素、インジウム、イットリウム、亜鉛、イリジウム、ルテニウム、ネオジムなど)
- 半導体関連(レーザー、検査装置、単結晶製造、SIC、窒化ガリウム、酸化ガリウム、ダイヤモンド、有機半導体、3D半導体、フォトニック結晶)
- 電池関連(リチウム、ペロブスカイト、量子ドット型太陽電池、全固体電池、コンデンサ、キャパシタ)
- 食糧不足関連(肥料、微生物、培養肉、遺伝子組み換え、ゲノム編集)
- スマート農業、植物工場、養液栽培、微生物活用、
- 水不足関連(海水淡水化、ポンプ、膜フィルター)
- AI(機械学習、深層学習)関連(ソフトウェア、データセンター、半導体、IoT、少人化、業務効率化)
- 自動運転車(EV、EV充電スタンド、センサー、3Dプリンタ、LiDAR、半導体、カーシェアリング、自動運転ソフトウェア)
- インフラ整備(電線、水道管、光ファイバーケーブル)
- ゲノム編集、バイオテクノロジー、医療、医薬品
- 低PER、低PBR(キャッシュリッチ)、政策保有株式解消、災害に強い。
投資家 ウォーレン・バフェットの言葉・語録 (長期で保有する、良い企業を割安な価格で買う)
- まずまずの企業をすばらしい価格で買うよりも、すばらしい企業をまずまずの価格で買うことのほうがはるかによいのです。
- 10年、50年たっても欲しいとみんながおもうものをつくっているかどうか、これが私の投資判断の基準です。
- 喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらないのです。
- 農場を買おうとする時に、毎日その値段ばかりを見る人はいません。買値に対して、どれくらいの生産高が見込めるかというところを見るでしょう。株式投資もそれと同じです。
- 来週抽選が行われる宝くじと、少しづつ金持ちになるチャンス。人はたぶん、前者のほうに可能性を感じてしまうのです。
- 今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいいのです。
- 場合によっては、注ぎ込む金額が少ないことが、かえって失敗になることがあります。
- 成功は、飛び越えられるであろう30cmのハードルを探すことに精を傾けたからであり、2mのハードルをクリアできる能力があったということではないのです。
- 価値が8300万ドル事業を8000万ドルで買おうとしてはいけません。大きな余裕を見ることが肝心なのです。
- 台所に1匹ゴキブリがいれば、それは他にもたくさんいる証拠なのです。
- 有能な騎手も、名馬に乗れば勝てるが、骨折した駄馬に乗っては勝てない。
- 時代遅れになるような原則は、原則じゃありません。
- 私は78歳になった今も、19歳の時に本で読んだ考え方を実践しています。
- 失敗した場合でも、そのいきさつを説明できるようにしておきたいと私は考えています。
- 小さなことで規律を破ると、大きなことでも破るようになる。
- 「なぜ自分は現在の価格でこの会社を買収するのか」という題で一本の小論文を書けないようなら、100株を買うこともやめたほうがいいでしょう
- 独力で考えなかったら、投資では成功しない。
- 他人が貪欲になっている時は恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。
- ベンジャミン・グレアムを知る人は多いのに、彼の理論を実行に移す人は少ない。
- つねに前例ではなく。道理を重視した。
- 過去の業績がどんなにすばらしいものであっても、変化に何ら対応しないでいれば、待ち受けるのは破綻なのです。
- 手当たりしだい、読むことです。
- ベンジャミン・グレアムは決算書の数字ばかり見ていましたが、私は帳簿に記載されない資産や、目に見えない資産に着目しています。
- 私たちは今後も政治的あるいは経済的な予想など気にもとめません。
- 最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。
- 自分は一生に20回しかパンチを入れてもらえないカードだ。
- 自分の能力の輪の中にめぼしいものがないからといって、むやみに輪を広げることはしません。じっと待ちます。
- 二番手には居場所がないんだ。二等賞の赤いリボンなんかない。
- ニューオーリンズの堤防の信頼性を検証し、改善すべき時期は、ハリケーン・カトリーナが来る前でなければなりません。
- 大事なのは、自分が好きなことをとびきり上手にやることです。お金はその副産物にすぎません。
- 自分よりも優れた人間とつき合ったほうがいいというのを学んだ。そうすれば、こっちもちょっぴり向上する。
- 株はビジネスの細片とみなすべきだ。
- 他人が強欲な時に臆病になり、他人が臆病な時に強欲に
- トラブルから抜け出すよりも、トラブルを避ける方が簡単だ。
- カトリック教徒の結婚のように投資をしなさい。一生添い遂げるつもりで。
- ビジネスが好調なら、やがて株価もついてくる。
- 仕事選びも投資と同じ。いかなる手間も惜しんではならない。正しい列車に乗りさえすれば、金と痛みを節約することができるのだから。
- 成長に大量の資本を必要とするビジネスと、成長に資本を必要としないビジネスとでは、天と地ほどの差が存在する。
- 史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵
- バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと―個人投資家にとっていちばん大事なノウハウ
- 「ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉」は2023年3月22日現在Kindle Unlimitedで読み放題対象となっています。
ウォーレン・バフェットの動画、その他有名企業の成り立ちの動画を見たい方はU-NEXTで観ることはできます。
- ウォーレン・バフェットの人柄が分かるドキュメンタリーが見たい方はU-NEXTで「ウォーレン・バフェット氏になる」(字幕)が視聴できます。
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*本ページの情報は2023年10月3日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。